株式会社プロシード(以下、プロシード)は、コンタクトセンターのサービス向上を目的として総合的なCXコンサルティング、COPC認証取得支援を展開している企業です。
新型コロナウィルス感染症の拡大を受けて、例年開催していた同社の一大イベントをオフラインからオンラインに切り替えて実施しました。
弊社では、企画から運用までのサポートをいたしました。本プロジェクトは、プロシード様の考えや理想を実現できるために、どのようなやり方があるかを提案するような流れになりました。
また、決められた予算の中で、サイト制作(会員機能付き)からオンデマンド配信用の動画撮影から編集、アンケートの実施、リアル配信まで、盛り沢山な要件でした。「どこまでどのレベルで実現していくか」「費用を抑えるためにどういう工夫をすべきか」という部分を考えるところが今回の運用面で成功に持っていくには鍵になっていました。
クオリティーと予算の調整も成功の鍵
予算の中、すべての理想を叶えることでマイナスに働く面もどうしてもあります。無理をすることでクオリティが落ちたり、ミスが防げなかったり、リソースが足りなくなったりします。クオリティを保てるラインでコントロールをお互いすることも重要でした。
要件と予算を満たせる仕様を検討
サイト制作においては、ワードプレスを選択し、サーバーはレンタルサーバーで対応しました。セキュリティー面では常識的なことですが、SSLを導入し、Googleが公式に提供するセキュリティサービスである「reCAPTCHA(リキャプチャ)」を実装しました。
またオンデマンドを30セッションくらいの動画を用意することでしたので、読み込み面を考え、読み込み自体が契約サーバーのスペックに起因しない方法を検討しました。つまり、外部プラットフォームを利用して動画を外部から埋め込む方法を取る必要がありました。さらにプロシード様からの要望で、セキュリティ面の高いプラットフォームを使いたいとのことでした。そこでVimeoを利用することを推奨しました。
- CMS:WordPress (会員機能付き)+動画配信プラットフォーム:Vimeo
- reCAPTCHA(リキャプチャ)とSSLも実装
要望に対して実現可能な方法をご提案し、プロジェクトは進めていくことになりました。
求めるクオリティーにより、機材やスイッチングの仕方などさまざまな組み合わせができるオンライン配信。いくらでも高額な機材があり、いくらでも演出ができてしまいます。時間をかければかけるだけ、アタック映像も綺麗に作れることでしょう。目的に対して何を達成すべきか取捨選択していくことも重要なこともかもしれません。